観音滝(断魚渓観音滝県立自然公園)

 断魚渓観音滝県立自然公園の中の観音滝です。この滝は、江の川の支流鹿賀谷川が、石英斑岩質安山岩の大岩壁を高低差約50メートルの瀑布となって落下するもので、県下有数の名瀑となっています。石英斑岩と安山岩の岩幅8mの間に、白布をかけたようにかかり、落差50mあまりのところを3段に分かれて落下する。水量も豊かで、一度増水すると落水は中段を越えて一躍50mの断崖を落ちるので、豪壮雄渾な景観を見せる。

 

■観音滝の由来

 江戸時代の中期、享保年間(一七一六年~一七三五年)、鹿賀谷の長者、山本という老人が、上流の渕の石の上で休み、その上にタバコ入れのドウランを忘れて帰った。
 その老人は、それを思い出して取りに行ったところ、子牛の頭くらいの竜が角にドウランをかけ、振り回しているのを見た。
 人に姿を見られた竜は、渕深く姿を消した。 
 それ以来、その渕を「べべの子(子牛の方言)渕」というようになった。
 ところが、それからというものは、姿を見られた竜が怒り、夜な夜な山本老人の屋敷付近に出て、田畑を荒らし回った。
 それを恐れた山本老人は、現在の観音滝のほとりに観音様を安置して、竜神の怒りを鎮めた。
 以来、この滝を観音滝というようになった。
 今でも、駐車場近くの民家の左上に、山本屋敷跡と、墓地が残されている。
 水飢饉の時、藁で竜神を作り、それを滝壺に投げ込むと、必ず雨が降り、お供物もきれいになくなったという。
 また、ある時、この話を馬鹿にした木こりが、滝のそばにあるカシの大木を伐り倒したところ、その妻が、得体の知れない熱病におかされたという話がある。

 古老は、この滝壺に棲む竜は、観音滝より上流五〇〇米にある、「べべの子渕」を、毎日往復していると語っている。

※本文、桜江町誌下巻第五編第四章口頭伝承「観音滝とベベノコ渕」より引用

空から観た

名称
観音滝
所在地
島根県江津市桜江町鹿賀
お問い合わせ先
江津市観光協会桜江支部 TEL 0855-92-1331
ホームページ

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アクセス
観音滝駐車場から徒歩で10分

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